プロ教師 北原のブログ

歯を磨くように勉強してみる

2018.10.19
先日、保護者の方から「先生、うちの子、毎日勉強しなさいと私が言っても、なかなかやろうとしないんです。続けることの大切さを先生から話してくれませんか?」というお話がありました。こういったご相談をよく受けます。確かに私自身、生徒さんには「10分でもいいから毎日続けることが大切だよね」と話すことも多いです。ただ、「10分だけ勉強するのって、実は思っているよりも難しいのかもしれない」とも思うのです。
 
自分の話になりますが、私は何か目標を決めてそこに向かうことが好きなので、1年に1つ、資格や検定を取ることを目標にしています。現在もその勉強真っ只中なのですが、実は私自身「こつこつやる」ことが苦手です。「10分でもいいから」と言いますが、その10分の勉強をするためにも、準備が必要なのです。
 
たとえば、
①「勉強しよう!」と決める
②それまでしていたことを止める(仕事、遊び、スマホなど)
③勉強場所へ移動する
④これからする学習内容を決める
⑤勉強道具を出す
といった具合に。
 
これをしている間に、Lineが来たり、ほかのことを思い出したりして注意がそれてしまうと、また①からやり直しが必要になるんですよね。取りかかりが苦手な人は、この準備の部分でうまくいかない人が多いのではないでしょうか。
 
そこでおすすめしたいのは、「生活の中に勉強を組み込む」という方法です。勉強する時間や内容を毎日同じにして、生活習慣の一部として勉強をするのです。
たとえば、「朝の歯磨きの時間は、地理の用語を覚える」ということを決めておくとします。そのために、洗面所の壁に、地図や山脈の名前など、覚えたい内容を貼っておきます。歯磨きは毎日必ずすることですから、毎日必ず地図が目に入ってきます。
また、「学校から帰ってきて夕飯までの時間は、英単語の練習をする。」と決めておくとします。帰ってくるとソファーに横になってしまう人の場合は、ソファーの横に単語帳や練習用のノートを置いておきます。そうすれば、疲れて帰ってきても、「とりあえずノートを開くだけ開こう」という気持ちになりやすいですよね。
毎日「この時間はこの勉強をする」と決めておき、場所も普段の動線上にしておく(さらに勉強道具もそこに置いておく)ことで、上記の①~⑤がカットできるのです。
 
そしてぜひ、それぞれができたら、「できた!」「よく頑張った!」と自分をほめてあげてください。取りかかりが苦手な人はどうしても、「今日もできなかった」と落ち込んでしまったり、「自分はたった10分もできないのか」と悲しくなったりすることが多いと思います。生活習慣として勉強をすることで、「疲れていたのに勉強ができた!」「この1週間は毎日勉強したぞ!」と自信がもてるようになるはずです。
 
これは勉強に限らず、習い事や部活の自習トレにも使えるかと思います。ぜひ、あなたなりに「生活習慣にする」という工夫をしてみてください。
どのように習慣にすればよいか、自分で考えるのは難しいという人は、アップルのスタッフや担当の先生に相談してみてくださいね。私たちはいつでもあなたの味方です!