プロ教師 北原のブログ

♯東北でよかった

2017.05.12
こんにちは。新年度が始まって1か月がたちますが、いかがお過ごしでしょうか。いいスタートが切れた人、なかなか思うようにできない人、それぞれかと思います。4月に張り切った分の疲れが出てくるのもこの時期です。「新しい環境で、この1か月間、本当によくがんばった!」と自分自身をほめて、ゆっくりいたわってあげてくださいね。
 
さて、5月にはゴールデンウィークがありますが、みなさんはどのように過ごされたでしょうか。私の出身地、秋田県(特に北の方)では、ちょうどこの連休がお花見シーズンです。先日、アップルにいる同じ秋田出身の先生がお話していて、「そうそう!」と思い出しました。
 
秋田県はとても自然が豊かで、とにかく水がきれいなところです。私の小学校の通学路には湧き水が何か所もあり、学校帰りに寄り道をして、冷たくておいしい湧き水をよく飲んでおりました。決して山奥などの小さな学校ではなく、秋田市内の大きな学校ですが、そういう土地でも湧き水は当たり前のものでした。
そして水がおいしいと、その水で育つお米や、野菜、果物もおいしくなります。また、動物もその水を飲みますので、おいしい魚やお肉もたくさんあります。私が特におすすめするのは「ハタハタ」という魚です。ハタハタの卵を「ぶりこ」と言うのですが、1粒1粒が大きく、歯ごたえがしっかりしているうえに、粘り気もあり、なんとも言えない食感と磯の香りで、ご飯が何倍でも食べられます。
食べ物だけでなく、角館のお花見、大曲の花火大会、竿灯祭りに横手のかまくら祭り…ここには書ききれないほどに魅力が沢山あるのが秋田県です。
 
大学生時代からは宮城県に住んでいるのですが、私は宮城も大好きです。仙台市は地方中枢都市でありながら、緑も多く、都会と田舎のいい部分を両方もっている所だと思っています。買い物をしたり遊んだりする場所も多く、最新の物や情報が常に手に入る環境にありながら、「杜の都」と銘打つとおり、街には緑が沢山で、少し出かけていくと自然の豊かな場所にすぐ行くことができます。
私は温泉巡りが好きなので、休みの日にはドライブをして近場の温泉へ日帰りで行くことがあります。秋保や作並、松島、鳴子…日帰りでも行ける場所にこれだけたくさんの温泉が湧いているというのは、温泉好きにはたまりません。また、そうした昔ながらの観光名所と並んで、新しくできた街や若い人たちが立ち上げたイベントなどもたくさんあります。この共存がとてもすてきだなあ、といつも思います。
 
先日、某大臣が失言をしたというので、大きなニュースになっていました。
ですが、この発言を巡って、インターネット上で「♯東北でよかった」というハッシュタグの動きがあることをご存知でしょうか。実は、この失言を逆手に取り、東北に「生まれて」よかった、東北に「住んでいて」よかった、というポジティブな写真やつぶやきの投稿が、たくさんアップロードされているのです。
 
これを初めて知ったとき、とても感動しました。同じできごとでも、人を責めて、悲しい気持ちのままいるのではなく、前向きに変換して発信することというのは、なかなかできることではないと思います。さらに、それに共感した人たちが同じ思いを持って、自分なりに色々な方法で発信し、さらに拡散されていくのです。前向きな、温かい気持ちが連鎖して、どんどん広がっていく様子に、「これが東北の人の良いところなんだよなあ」と嬉しい気持ちになりました。また、私も、こうした方々のように、何か困ったことや悲しいことがあったときに、前向きに変換して、発信できる人でありたいと思います。
 
東北に生まれて、東北でくらしていて、本当によかったと、改めて感じさせてくれたできごとでした。