型やぶりは型を学ぶことから

2016.06.21

先日、休憩時間中に壁の掲示物を見ている小学生がいたので声をかけたところ、壁に掲示しているアプリン(個別教室・家庭教師のアップルの公認キャラクター)のイラストがかわいい、と見入っていたようでした。
「そのキャラクターは昔、教室に通っていた生徒さんが作ったものだよ」と伝えるととても驚いていました。

たしかに、私が中学生・高校生だった頃はこのようなかわいいイラストを書くことはできませんでしたし、今でさえむすび丸などのご当地キャラクターは書けるようになったものの、自らキャラクターを創ろうとしたら世にも奇妙な何かが出来上がりそうです。このアプリンを作ってくれた生徒さんのように、自分の力で新しいものを創造する力のある人は非常に魅力的に感じます。

かつての歌舞伎界の名優、中村勘三郎は
『型を身につけねば型破りにはなれない』
型を身につけてから、破るから型破りっていうんだよ
型があるから、型破りっていうんだよ
型がなかったら「形無し」

こんな言葉を残しました。
これは、新しいものを創造するためには、まずは基本的な「型」を十分に理解し、体得する必要があるというメッセージなのだと思います。
アプリンを作ってくれた生徒さんも、それ以前に様々なイラストを何度も描いて少しずつ身につけた技術や発想力があってこそ、このような素敵なキャラクターを考案できたのかもしれませんね。

アップルに通う生徒さんたちの中には、将来の夢に向かい目標をもって勉強に励んでいる生徒さんがたくさんいますが、「今学校で学んでいる知識が、将来何の役にたつんですか?」と問われることもあります。
数学の二次関数は社会のこんなところで活かせる、古典文法はこんなときに便利だ、といった具体的な活かし方を説明できるものばかりではありませんが、生徒さんたちが大人になりこれからの社会を創造していくために、現在学校で勉強していることは全て『想像力の土台となる、思考力を磨く役割をもっている』と私は考えています。

型を破る=新たなものを創造する
には、
型から=普段の学びを、大切に地道に身につけることから
ですね。