プロ教師 野里のブログ

理科への興味

2016.06.14

先日、小学生の男の子が教室にアゲハチョウの幼虫を持って来てくれました。
その日は「どうしても幼虫を教室に持っていって見せたい!」と張り切って、いつもより早く来てくれたようです。

アゲハチョウの幼虫はサンショウの葉や柑橘類の葉を食べることまで調べて、虫かごの中にきちんと幼虫に適した環境を作ってあげていました。
そうして、虫かごの横に理科の教科書を広げ、
「今の幼虫は教科書のこの写真と同じくらいの大きさだね!」
「学校では今度この植物を育てるんだよ!」
など色々とお話ししてくれました。
今までで一番生き生きと楽しそうな顔をしていたように思います。
机上の学習だけではなくこうした体験を通して、生徒さんの知的好奇心が広がることはいいことですね。

また、中学生との授業ではこんなことがありました。
中2理科の天気の内容を学習していて、『日本付近での低気圧の進路』に関する問題が出てきました。これは、天気予報を見ていれば分かる問題だ!と思い、
「天気予報で台風はどっちの方向に動くか分かる?」と質問してみたところ、
「私、天気予報とか全然見ないんですよ!!」と返されました。
今どきの中高生は意外と、ニュースや天気予報は大人が思うよりも見ないものなのかもしれませんね。その後、台風はほとんどが南西から北東に向かって進んでいくことなどを図を描いたりしながら説明しました。今年の夏は、天気予報に少しでも興味をもってくれることを期待しています。

生徒さんの年代によって、何が学習と結びつきやすいかは違いますので、授業においてはその辺のさじ加減が講師の腕の見せどころでもあります。
例えば、アニメに興味がある生徒さんであれば、アニメの話に関連付けて授業するというのも一つの手です。また、あえて普段中高生が使っているような言葉で解説するというのも学びやすいと感じてもらえる第一歩になるかもしれません。

生徒さん一人ひとりの興味をよく見極めて授業に活かすこと、また、私たち講師側が多くの『知識の引き出し』を身につけ、生徒さんに合った授業展開をしていくことが大切ですね。理科を好きになってくれる生徒さんを、ぜひ増やしていきたいと思っています!