プロ教師 野里のブログ

面接指導

2015.11.17

先日、大学の推薦入試を受ける生徒さんに、面接の対策について色々聞かれました。

「最近気になるニュースは何ですか?」
という質問に対してその子は、話題になっているニュースや有名なニュースではなく新聞の片隅に載っているマイナーな記事を選んでいました。
その子が進みたい分野に関するニュースではあったのですが、その内容に関して深く掘り下げて話をしてみたところ、そのニュースに関する深い考察はなされていないようでした。そこで、こういった考え方もあるよと助け船を出すと、なるほど!と言って自分でも改めてそのニュースに関して色々考察してくれていました。

マイナーな記事のニュースであったとしても、その分野に絡めた話にもっていくことで、その子のもつ『真面目さ』や『何事にも真摯に取り組める』といった良さが面接官にも伝わるだろうと思い、そのトピック自体については否定せずに、あえてその内容を掘り下げるように指導しました。

それから数日後、他の先生方と面接指導の話をしていたときに、こんなことを言っている先生がいました。
「私だったら気になるニュースを聞かれても、敢えて進みたい分野とは全く関係のないニュースを選ぶと思います。その分野だけでなく、いろいろな事に興味を持てる人だなと面接官に思わせたいので!そこで色々突っ込まれても、自分の意見をしっかり話して、頭の回転の良さもアピールできますから!」
…なるほど。確かにこの先生だったら、そういう風にアピールするのが正解かもしれない。

面接指導では、特にその子の性格に合わせた指導が必要となってきます。
このやり方が絶対正解!というものはなく、その子の良さを最大限引き出せるような個々への指導が求められます。そこには、一般論では語れない多種多様な正解が存在するのではないでしょうか。