プロ教師 野里のブログ

ドキュメンタリーを観て

2015.11.04

デビット・ラマというスポーツクライマーの選手が、南米パタゴニアの難攻不落の山「セロトーレ」の登頂に挑戦するというドキュメンタリー映画を観ました。しかも彼は、ただ登頂するのではなく、人工的な支点を使用せず、本来の自然な岩肌の形だけを利用して登る、フリークライミングで登頂を目指すというのです!

彼は3回登頂にチャレンジしますが、1度目は失敗に終わります。その時同行していた撮影クルーが、岩肌に新たなボルトを打込み、それを残置してきてしまったことが問題となり、非難を浴びることとなります。
2度目の挑戦では、登頂には成功するものの、ボルトを使用してしまい、フリークライミングでの登頂とはなりませんでした。そして、3年の歳月をかけ、3度目の挑戦でついにフリークライミングでの登頂に成功するのです。

クライミング技術や雄大な自然など、見どころは様々ですが、何よりもグッときたのは、非難されながらも3年も挑戦し続けたその粘り強さと、難攻不落といわれる山に対して『自分なら登れる』という絶対的な自信をもって挑戦していた姿です。そんなドキュメンタリー映画を観て、ある生徒さんの様子を思い出しました。

入試を控えて弱気な発言をしている高校生の生徒さんに対して、私はこんな話をしました。
‟試合の前のインタビューで「負けると思います…」なんて弱気なことを言ってるスポーツ選手って見たことないよね?きっと一流と言われているスポーツ選手の中に、試合をする前から気持ちで負けてる選手っていないんじゃないかなあ。”

その生徒さんはスポーツをずっと続けてきたので、きっと何か思うところがあったのでしょう。それからはネガティブな考えに陥りそうになると、意識して口には出さないようにグッと堪え、一心に目の前の課題に取り組むことが増えてきたような気がします。

私は普段からドキュメンタリーものをよく観るのですが、生徒さんが興味のある仕事などの特集をしている時は、お勧めしたりDVDを貸したりしています。
自分と全く関係のない世界の話でも、新たな発見や学びがあってとても面白いものです。
時間に余裕がある方は、勉強の合間の息抜きにぜひいかがでしょうか?