プロ教師 野里のブログ

模試の後のケア

2015.08.11

私が学生の時、こんなことを言う先生がいました。

「基本的に、子どもは大人の気持ちは理解できないものだ。子どもにとって大人の世界は、これから経験する未知の世界だから。ただ僕たち大人は、子ども時代を過ごしてきている。だから僕たち大人が、子どもの気持ちに寄り添ってあげないといけないと思うんだ。」

そんなことを授業の前に私たち生徒に話してくれたのです。この先生はいつも雑談が多く、とても面白い人気のある先生だったのですが、私はこの話を聞いて、この先生に着いていこう!という気持ちが強くなりました。思春期真只中の当時は、学校の先生なんて私たちのことをわかってくれないものだ、と強く思い込んでいたので、こんな風に分かろうとしてくれていることに嬉しさを覚えました。

なぜ今この話題かというと…、最近、中学生も高校生も模試があり、一喜一憂している姿を見かけます。やったことがしっかり結果に結びついている人、きちんと取り組んでいたのに、手応えを感じられなかった人、自分の学習量の足りなさを実感した人、その胸中は様々かと思います。受験前の大事な夏と言われ続けて、ただでさえナーバスになっているところに、模試を受けて…さらにナーバスになっている人もいるでしょう。そんなときこそ、私たちが生徒さんに寄り添って、心の指針となってあげないといけないなと、強く感じるからです。

特に受験モードが色濃くなってくると、学生の時のこの先生の言葉を、頭の片隅にいつも置いておくようにしています。