プロ教師 野里のブログ

「天高く馬肥ゆる秋」に想う

2014.09.02

だんだんと夏の暑さも落ち着き、秋らしさを感じさせる日も多くなってきました。

秋と言えば、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉がありますが、これは本来〝敵の侵略を警戒しなさい〟という戒めの言葉だそうです。この言葉を今回は、理科的な視点から考えてみましょう。

秋によく見られる雲に、うろこ雲やいわし雲といったものがあります。これらは実は巻積雲という種類の雲で、比較的高度が高いところにできる雲です。
また、夏の湿った空気よりも秋の乾燥した空気の方が視界が良くなるため、秋の空は高く見えるのだそうです。
よって「天高く」という言葉は、理科的な視点で見ても間違いではないのです。

先人たちが残してくれた言葉を見ると、空に関する言葉がたくさんあります。その中には、今の科学で見て正しい事柄も多く存在します。昔の人は現代人よりも、よく空を観察していたのだなあと感心してしまいます。

少し話は変わりますが、今の子どもたちの勉強もそうであってほしいと願います。
がりがり机に向かうことも、もちろん大切なことです。

ですが、たまには秋の空を眺めて「あ!教科書に載っていた雲とおんなじ形だ!」と実際に見て学ぶ時間も必要なことではないでしょうか。