お子様をやる気にさせる方法

個性を活かした学習法「強みを活かせば効果倍増!」
弊社は、家庭教師も個別教室も1対1で教えるスタイルをとっています。1対1というのは、生徒さんの個性に合わせた指導ができることが最大のメリットです。
これまで一般的によくある指導方法として、個性に合わせるといっても、「できていないところ」のみに注目しそれをどのようにすれば「できるようになるか」という見方を多くしてきました。一方で、個性を活かす=得意なところを伸ばすという考えのもと、苦手な部分を無視してしまう方法もよくありがちです。
しかし、弊社では、この両方とも何か足りないと考えています。自分に自信を持って、自分の得意なことにも苦手なことにもチャレンジしようとする姿勢を育てることができれば、自ずと結果がついてくる(学力アップ、志望校合格など)はず。

「ゆっくりさんとちゃかちゃかさん」

わかりやすいように、ここで、まったく性格の異なる二人のタイプをあげてみましょう。

  ゆっくりさん ちゃかちゃかさん
長所 ・じっくり取り組む
・確実
・丁寧
・何を行ったか振り返りやすい
・過程重視
・一つに集中
・速い
・負けず嫌い
・直感的に取り組む(わからなくても勘で解ける)
・一度にいろいろなことを思いつく
・興味が広い
短所 ・進みが遅い
・時間内に終われない
・競争心に欠ける
・ボーっとしている
・全部をやろうとすると疲れてしまう。
・あきっぽい
・ケアレスミスが多い
・落ち着きがない
・何を行ったか振り返りづらい
・中途半端になってしまう

よく、兄弟同士や友人同士で、「この二人の性格を足して2で割ったらちょうどいいのに・・・」というように感じることがあります。今回は、そんな正反対の二人の性格をあげてみました。わかりやすいように極端にしてみたので、必ずしも長所、短所が当てはまるわけではないかと思います。お子さんにあわせて書き換えてみてください。ちなみに、私の娘は、ゆっくりさんですが割と大雑把です。(笑)
個性を活かす(強みを活かす)というのは、ひと言で言えば長所を活かして苦手を克服するようなイメージです。それでは、アップルではどのように実践しているのでしょうか?

POINT まず、長所を褒める

これは、基本中の基本ですが案外難しいものです。「ここはすばらしいけれど、ここができていない」と短所と一緒に伝えてしまったり、「すごいね~!その調子で次も頑張って」と励ましのつもりでプレッシャーをかけてしまったり……。学年が高ければ高いほど、褒める時は褒めることに徹するというのはなかなか難しいように思います。
そのあたりはお子さんをよく知っている親御さんの方が上手かもしれません。「ここはいいんだけど……」と嫌味にならない褒め方を注意したいですね。

POINT 短所はストレートに指摘しない

ゆっくりタイプの子に、「速くやりなさい!」と言っても速くはできないし、ケアレスミスが多い子に「ケアレスミスをなくそう!」という目標を押し付けてもケアレスミスはなくせません。
もちろん、時には客観的なフィードバックが大切なのですが、短所というのは、本人も薄々感じていることが多く、その短所が本人のやる気や自信を大きく損なわせているというケースも少なくありません。
大切なことは、「具体的にどうすればいいのか?」ということであって、できていないこと自体が悪いことではないのです。
例えばゆっくりさんの場合、時間内に終われないというのでは困りますが、何でも丁寧にじっくり考えるということはとても良いことです。では、丁寧にじっくり考えつつ時間内に終わるよう気をつけるにはどうすればいいのか?そのあたりの具体的な方法を知ればずいぶん良くなるかもしれません。
このあたりは、私達第三者の方が上手かもしれません。私自身、自分の子どもに対してはまったくできていません。わかってはいるつもりでもついつい「速くしなさい!」と言ってしまいます・・・。

POINT アドバイスは具体的に

よくアドバイスの例として、「丁寧に書きなさい!」「よく見直して!」「できる問題からやりなさい」……など、声をかけてしまうことがあります。前にも述べたように、短所をそのまま改善させるような言葉をかけてもそううまくはいかないということが多いようです。なぜなら、それができていないから「短所」になってしまっているのですから。
アドバイスする際、長所を活かした言い方に変えてみるだけでもずいぶん違います。
「○○ちゃんは、~がいいところだから、それを使ってこのようにしてみるとやりやすいんじゃない?」などと。

POINT 学習方法を変えてみる

ゆっくりさんの場合

じっくり、丁寧のよさを活かしつつ、1日に行う教科のかたよりをなくしたり、時間配分に気をつけたりするようにする

ちゃかちゃかさんの場合

いろいろ思いつくことや、スピードがあるよさを活かしつつ、ケアレスミスに気をつけるようにする

親御さんが、直接勉強の方法を提案するシチュエーションは、学年を追うごとに減ってくるかもしれません。お子さん自身が普段から、自分の長所を活かして勉強方法を考えていけるようにうまく導いてあげたいですね。

POINT 労をねぎらう

結果を出した時だけではなく、評価はこまめに行うほうが効果的です。
取り組んだこと、やってみたことに対して「よくやったね」のひと言は、子どもも大人も必要なことですよね。私自身、たとえ料理の出来がうまくなくても、「作ってくれてありがとう」と言われれば、次回は「もっと上手に作ろう!」と思います(笑)

メッセージ

何においても優れているお子さんも中にはいらっしゃるかもしれませんが、通常は、みんな少なからず苦手を持っています。それらは、頑張るきっかけを与えてくれるもので、自分の強みを発見させてくれるチャンスなんですね。
弊社がたくさんの生徒さん達の指導を通して、生徒さん達の姿から教えていただいたノウハウが皆様のお役に立てれば幸いです。

家庭教師のアップル 個別教室のアップル
鈴木 由美

プロフィール

宮城教育大学教育学部卒
専務取締役として教師、スタッフのマネジメント
自身も小学生の子どもを持つ
モットー:幸せの形はみんな違いますが、子どもの幸せを願う親の気持ちはみんな一緒