高校入試に向けた学習のポイント

2020年1月の実施をもってセンター試験が廃止され、その翌年から新たに「大学入学共通テスト」がスタートします。新しいテストの内容を正しく把握した上で、日々の学習を丁寧に積み重ねたいですね。各教科の学習のポイントと大学入学共通テストの対策方法を、ぜひ参考にしてください。

入試を知る

■志望校を選択する際に
志望校の選択は自分の将来や学校の特色などを考えて決めることと思いますが、その際に入試方法を確かめておくとよいでしょう。入試方法の違いによって、学習計画も変わってきます。また、同じ学校でも学科が異なれば入試方法が違う場合もありますので注意が必要です。

【公立高校】

一般入試:
平成32年度より、宮城県の公立高校の入試制度が新たなものになり、これまでの前期選抜と後期選抜が一本化されます。すべての受験生が、希望する一校の高校に出願し、受験することができます。
本試験の内容は、5教科の学力検査と、各高校が定める面接、実技、作文です。合否は、各高校において共通選抜と特色選抜の2通りの方法で判定されますが、受験生が共通選抜か特色選抜かを選ぶ必要はありません。
推薦入試:
誰もが出願できるわけではありません。内申書を中心とした学内審査に通る必要があります。比較的どの学校でも高倍率になる傾向が強く、一般入試の受験も想定するのが一般的です。

【私立高校】

一般入試:
学科試験の内容は学校によって異なります。必要科目も5科目(国・数・英・理・社)でなく、3科目(国・数・英が一般的)の場合もあるためよく確認しておきましょう。
推薦入試:
公立高校の入試と同様、学校内での学内審査があるでしょう。面接のほか、作文や実技など公立高校と比べて学校ごとに特色のある入試方法が見られます。

■内申点も大きい
定期テストの成績や学校生活での様子、課外活動・部活動の様子などを基にした内申点は、内申書(調査書)として使用されます。推薦入試だけでなく一般入試をする方にとっても重要な部分なので軽視できません。

内申書は直前対策ができません。普段の積み重ねが最も大きく反映する部分だともいえるでしょう。逆に、一早く取り組める受験対策だとみなすこともできま す。勉強以外のウェイトも少なくありませんから、充実した学校生活を送ることが内申書の内容を充実させることになるかもしれません。

模試や定期テスト

■模試を活用する
塾や大手予備校が実施する模擬試験は積極的に利用するとよいでしょう。普段の定期テストとは違い、様々な学校の生徒が参加する模試は、実力判定と自分のレ ベルを知る絶好の機会といえます。時間制限もあるため、受験のシミュレーションにもなります。内容は実際の入試問題を参考にすることも多く、難易度別の模 試もあるため直接的な受験対策には最適かもしれません。

■模試・定期テストは復習が大事
模試や定期テストに向けた事前対策も大事ですが、採点して返却された答案を見ることはもっと大事です。
点数の高低や順位に一喜一憂するのではなく、間違った問題・解けなかった問題を分析し復習に活かすことが。「勉強はコツコツやるものだ」といわれますが、こういった試験問題を利用し特定の部分をクリアしていくのがまさにコツコツやることではないでしょうか。

入試を意識した勉強法

■過去問の活用
志望校の過去問を解くと、学力向上だけでなく傾向を知ることができます。具体的には、問題の出題傾向、配点率、難易度などを実感するでしょう。中学校の内容は一通りおさえておくべきですが、過去の傾向と自分の学力を比較し、重点的に勉強する部分を探ることは、計画的な学習につながるでしょう。

■タイマーの活用
タイマーの使用により、勉強の効率を上げる面があります。
だらだらと勉強をするのではなくメリハリをつけた勉強時間は集中力アップが見込めますし、息抜きのタイミングも掴みやすくなります。また、入試には時間制限があるため、その対策も必要です。制限時間があるという状況に慣れておくことは、入試当日をうまく乗り切るためにも有効でしょう。
時には「設定した課題をクリアするまでは続ける」といった方法が大きな力になることもありますが、その際はタイマーで終わるまでの時間を計れば、現在の実力を知るひとつの目安にもなります。

■長期休暇は苦手克服のチャンス
夏休みや冬休みといった長期休暇は学力向上の大きなチャンスです。普段、宿題や予習もあるため、授業内容の復習には中々時間が取れないといった話も耳にします。長期休暇中であれば、苦手分野や覚え切れなかった内容にもじっくり取り組めるのではないでしょうか。高校入試では中学3年間全ての内容が試験範囲です。新しい内容を次々覚えていくよりも、着実な復習が合格に近づく近道かもしれません。