受験で合格するために

志望校が決まったら、あとは本番での合格を強く意識してください。勉強は決して試験に合格するためだけのものではありませんが、はっきりとした目的を持つと、学んだ内容も身につきやすいものです。どれだけ勉強しても必ず合格するとは言えません。しかし、だからこそ合格の可能性は少しでも上げたいと思うもの。その秘訣をご紹介します。

普段から

■具体的な得点目標を持つ
目先の得点ばかりを追いかけるのはあまりよくありませんが、「合格に必要な点数を調べ、そこを目指す」「身近な目標として次回のテストの目標点を定める」のは決して悪いことではありません。目標と結果が具体的な数値として比較できるのも、モチベーションのコントロールには有効です。ただし、くれぐれも得点の良し悪しだけで一喜一憂しないように。
また、受験に使える時間は限られているますので、漠然と100点を目指すのもよくないでしょう。

■内容の理解を第一に
綺麗すぎるノート」は、非効率な勉強方法と言われることがあります。というのも、ノートを綺麗に作ることが目的になり、内容の理解が後回しになってしまう恐れがあるからです。ノートはあくまでも授業内容のフォローとなるもの。授業中に理解できた内容が少なければ、いくら綺麗なノートを見返しても効果は低いままです

直前対策として

■過去問を繰り返す
合格に向けてある程度の学力が身についている時期には、過去問を解く時間を増やしましょう。繰り返し解くことで、出題傾向の分析とその対策を重点的に行うことができます。
一般的な模試は総括的な問題で構成されますから、実戦的ではあってもやや不十分です。限られた時間の中で確実に合格に近づくため、志望校に絞った勉強方法を採るのは時期的にはもっとも有効です。

■体調管理がなによりも大事
勉強時間を増やす方法として、睡眠時間を削る人がよく居ます。しかし、受験当日が近づいてきたら、無理をしないで体調維持にも気をつけるようにしましょ う。睡眠時間だけではありません。時期的にはインフルエンザや風邪が流行る時期でもあります。予防注射は接種しておいたほうがよいですし、手洗い・うがい は徹底しましょう。
体調不良は一番の天敵です。当日、体調不良では思考力が低下してしまいますし、最悪受験できない可能性もあり得るからです。
無理をしたい気持ちも分かりますが、実力を発揮できずに終わってしまうことだけは避けましょう。

■絞る勇気
学力向上には繰り返しが必要ですが、直前まですべての内容を繰り返すのは非効率です。直前には暗記部分を中心に、得点に結びつきやすい部分に的を絞りましょう。不安になるかもしれませんが、あれもこれもと考えているとすべてが中途半端になりかねません。

いよいよ本番

■防寒防暑対策
体調管理も完璧、万全の体調で望んでも、思わぬところで足を引っ張られることがあります。気をつけたいのは会場の温度。寒すぎたり暑すぎたりすると集中力が削がれることも……。
また、受験シーズンは冬ですから、防寒対策は必須です。指先を温められるカイロや温かい飲み物を持っていくとよいでしょう。
落とし穴なのが、会場の暖房機能が強く、暑すぎるといった状況です。体温調節のしやすい(脱ぎ着しやすい)服を着て行くよう気をつけてください。

■捨てる勇気
分からない問題を飛ばす勇気を持ってください。できる問題からどんどん進めるほうが効率よく時間を使うことができます。
学力向上を目指す中では、テストなどで分からなかった問題こそが重要になります。しかし、一回きりの本番。解けない問題を捨てる勇気も必要です。時間をかけて取り組んだものの結局解けず、確実に答えられる問題を時間切れで逃してしまうことだけは避けましょう。

■空白を無くす
時間があるなら、なるべくすべての解答欄を埋めましょう。記号や選択問題であれば、まったくの勘で書いても正解になる可能性はあります。記述問題でも、途中まで回答が書いてあれば得点がもらえる可能性はゼロではありません。特に国語の記述問題や数学の途中式も書く問題では、解答が途中まででも採点対象にしてもらえる可能性があります。1点でも多く取りにいく姿勢で臨みましょう。