宮城県における公立高校入試の合否選定

宮城県における公立高校の入試では、どのような合否選定が行われているのかをご紹介しています。高校受験の予備知識としてお役立てください。 ちなみに宮城県では、平成22年度より県立高校の通学区域が全県一学区になり、自分の進学したい高校を学区に関係なく選べるようになります。

合否選定基準

以下は宮城県が定めた「平成20年度宮城県立高等学校入学者選抜方針」より抜粋しておりますので、ご参照ください。

(1)調査書及び学力検査の結果に基づいて総合的に審査をする。ただし、体育及び美術に関する学科にあっては、学力検査の結果に実技の結果を加えることができる。

(2)調査書の「各教科の学習の記録」の「(2)評定」から算出した調査書点と学力検査の総点を、それぞれ10段階に区分し、両者の相関図表を用いて選抜する。調査書点は、必須教科としての音楽、美術、保健体育及び技術・家庭の4教科の評定を2倍にして、国語、社会、数学、理科、及び外国語の評定と合計して選抜する。

(3)相関図表を用いて選抜する際、第1次選抜において、上位のものから定員(推薦入試合格者数を除く。)の80%を選抜し、次いで定員(推薦入試合格者数を除く。)の40%以内の人員を対象にして、更に細分化した相関図表を用いるなどして第2次選抜を行う。

(4)調査書の「1各教科の学習の記録」の「(1)観点別学習状況」及び「(2)評定・選択教科」、「総合的学習の時間の記録」は選抜資料として十分活用するよう特に配慮する。

(5)「各教科の学習の記録」、「総合的学習の時間の記録」以外の各事項についても選抜資料として十分考慮する。その際、スポーツ活動、文化活動、社会活動及びボランティア活動のいずれかにおけるAの評定については、特に配慮する。

合格選定方法

内申点と学力検査(入試)の結果を1:1の割合で判定するようになっています。

(1)内申点
内申点とは入試の合格判定基準となる、学校での学業成績のこと。宮城県の場合、以下のように計算し受験する各高校に送られます。まず、各学年の成績をそれぞれ同等に扱います。

1年次:2年次:3年次=1:1:1

この割合で成績を評価され、3年間の成績全てが反映されることになります。そのため内申書アップには1年次からの努力が必要となるわけです。
各学年の成績は主要5教科だけでなく、実技4教科も含まれます。内申点の付け方は、主要5教科は通知表の5段階評価がそのまま、実技4教科は通知表の5段階評価を2倍にした点数。つまり、中1から中3の3年間の成績を9教科5段階で評定され、各学年では65点満点となり、計195点満点となります。

このほか、内申書には部活動の成績や委員会活動、奉仕活動などの評価も加わってきます。ただし、これらの評価は直接内申点のアップにはならず、入試の際に同じような点数の生徒がいた場合、合格判定で「優先される」項目と考えた方がよいです。

(2)入学試験
宮城県の入試は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科各100点満点です。
内申点(195点満点)と学力検査点(500点満点)を相関図表(下記)にあてはめ、合格者を選抜しています。高校によっては傾斜配点を採用している場合もあります。

第1次選考で合格 定員の80%を選抜 第2次選考 不合格 残りの20%を選抜

※面接・実技(美術・体育科のみ)を加え、総合的に審査する高校もある。

  • 内申点と学力検査点をそれぞれ10段階に区分し、相関図表を作成。

  • 【第1次選考】
    相関図表をもとに、募集定員の約80%を選抜。

  • 【第2次選考】
    上記以外の40%以内の人員を対象に、さらに細分化した相関図表を作成するなどし、残りの募集定員を選抜。