教科別対策法 ~国語~

国語の学習のために普段からすべきこと

新聞を読む

できれば毎日、新聞の社説と一面コラム(朝日新聞における天声人語のような囲み記事)に目を通しましょう。できなければ毎日切り取って、ノートに貼りましょう。平日時間がない日もノートに貼っておけば、週末や時間があるときにまとめて読むことができるからです。
読みに自信がなかった漢字、意味のわからない言葉をノートの余白に書き出し、読みや意味を調べます。このことが、まず語句の学習になります。漢字は漢和辞典で調べ、字義(その漢字の持つ意味)を知って覚えるようにしていくとよいでしょう。

新聞の社説やコラムに取り上げられている話題は時事問題です。毎日、読み続けることにより、今の時代が見えてきます。はじめは関心のない話題かもしれません。関心のない話題、自分の頭の中にない世界に関する文章を読んで理解することは、非常に読解力を必要とすることです。なんとなく読むのでは時間の無駄です。わからないことを理解しようと努めましょう。そのためにたくさんのことを調べなくてはならないはずです。国語の読解力を高めるためには、実はいろいろな世界のことを知る必要があることに気づくでしょう。試験で急に自分の知らない世界についての文章が出てしまったら、その場ではもう何も調べられないのです。普段から視野を広めておかなくてはなりません。
1年以上続ければ、現代社会についてのたくさんの知識が身につき、そのことは国語だけではなく、英語の長文読解や社会の学習にも役立つでし

ある程度読解に慣れてきたら、次は書かれていることに対して、自分の意見はどうか? ということを考えてみましょう。そうして、時事問題に関して、常に自分の意見を持つようにしておけば、小論文でどんなテーマが出ても対応できます。 インターネット上でも、新聞の記事はさかのぼって読めますが、それを利用する場合には必ずプリントアウトしましょう。余白にわからない語句を書き込むためです。そして、必ずファイリングしておきましょう。

物語を読む

最低月1冊は小説(物語)を読むようにしましょう。どんな話でも構いませんが、直接的な心情描写ばかりで物語が展開するもの(ケータイ小説など)はあまりふさわしくありません。試験で問われるのは情景描写などの間接的な表現から、登場人物の心情を察する力だからです。国語の学習としての読書は、物語そのものの面白さを楽しむだけでなく、それぞれの登場人物の心情を、自分の主観ではなく、さまざまな表現から客観的に読み取る練習にならなければなりません。
毎年夏になると、各出版社が文庫でおすすめの100冊を挙げるキャンペーンを行っていますので、それを利用していろいろな物語に触れてみるのもよいでしょう。
物語を読むことに慣れてきたら、現代ではない時代(大正、明治など)や海外の文学に挑戦してみましょう。文化の違う世界を舞台にした作品の登場人物の心情を正確に読み取ることは難しいことなので、とてもよい読解の練習になるからです。

古文の勉強法

古文の勉強法はほぼ英語の勉強法と同じです。単語のつづり練習が必要のない分、英語よりだいぶ楽なはずです。
まずは、古文特有の文法や単語の意味を覚えましょう。そして英語同様、授業の予習で本文の筆写と現代語訳を必ず行いましょう。筆写を行うことは、古文特有の文体に慣れることに役立ちます。古文では主語が省略され、書かれていないことが多いので、現代語訳をするときは必ず主語は誰なのか考え、補うようにします。試験でも主語を問われる問題は多く出題されます。
それぞれの作品を理解するために、ある程度歴史の知識も持っておくことが必要です。

漢文の勉強法

漢文は法則を覚えてしまえば、パズル感覚で解くことができます。学校で副教材として用いられる薄めの参考書の内容を全て覚えましょう。訓読文→書き下し文、書き下し文→訓読文の練習をよくしておくといいでしょう。文法は古文とほぼ同じで、やはり主語の省略が多いので、主語を意識しながら読みましょう。
漢文からできた四字熟語(故事成語)も多いので、合わせて学習しましょう。

定期テスト対策

定期テストは授業で習ったこと、多くは教科書に載っている文章から出題されることが多いので、まずは授業中のノートをしっかりととっておきましょう。また、教科書の本文を何回も読んでおくことによって、記憶で答えられる問題もあります(穴埋めなど)。
文章が難解だと感じたときは特に授業をよく聞き、自分の主観ではなく、客観的にそうなのだということがわかるように努めましょう。
文学作品では、著名な作者の場合はプロフィールも覚えておきましょう。
副教材でワークを使用している場合は、必ず取り組み、間違った問題は解説を読んだり、先生に質問したりするなどして、正しい答えを導くカギとなる部分をおさえられるようになりましょう。

センター試験対策

漢字

マーク式なので正確に書く必要はなく、漢字そのものの持つ意味を理解していれば解くことができる問題です。日ごろからの字義(その漢字の持つ意味)の学習がここで役立ちます。

論説文、物語文

読解問題では、選択肢は消去法で選んでいきます。一つ一つの選択肢を本文と照らし合わせて、本文に書かれていないことが書いてあるものは消していきましょう。そうすると2つ程度に絞られます。残り2つ程度になれば、間違ってはいないかも……、という表現の弱いものと、こちらが正しそうだ、という表現の強いものが大体わかります。
過去問題やセンター対策の問題集を選ぶときは、選択肢の選び方が詳しく解説されているものを選び、解説を読む時間を充分にとるようにしましょう。

古文、漢文

古文と漢文は日ごろから、単語の意味調べと文法の理解をしっかりと行っていれば解ける基本的な問題です。特に古文の助動詞文法上の意味は多く出題されますので、完璧にしておきましょう。
一例として、現代文の読解に多く時間を使えるように、古文と漢文合わせて20分以内で解けるようになるといいでしょう。本番では最初に漢文、次に古文、その後現代文に取り組むと、古文、漢文の基本的な問題をしっかりと解答することができるので、着実に点数が取れます。過去問を解くときや、模試のときに、そのような全体の時間配分の練習を充分にしておきましょう。