大学入試のポイント

勉強は大学に合格するためだけにするわけではありませんが、効率的な勉強は自分の身につきやすく、合格への近道です。また、短時間でポイントをおさえた勉強ができれば、心の余裕もでき、比較的リラックスした状態で入試対策にも臨めるのではないでしょうか。

入試を知る

■志望校を選択する際に
大学では様々な入試形態があります。異なる入試形態ではそれぞれに対策が必要ですが、試験日が異なれば複数の大学を受けることができますから、受験機会を増やすことができます。同じ大学、同じ学部学科でも、複数の入試形態を用意しているところもあるため、第一志望校の募集要項は早めに調べておきましょう。少しでも合格へと近づくことにつながります。

【国公立大学】
一般入試:センター試験と個別試験の合計点から判定。前・後期(一部公立に中期)日程に分かれている。
推薦(AO)入試:書類審査(内申書、志願理由書など)と小論文や面接を中心に判定。センター試験を利用する場合もある。

【私立大学】
一般入試:個別試験を中心に判定。
推薦(AO)入試:書類審査(内申書、志願理由書など)と小論文や面接を中心に判定。
センター利用入試:センター試験の結果を中心に判定。センター試験のみの場合のほか、志願理由書や小論文、面接が課される場合もある。

■内申点も選考に大きい影響が
定期テストの成績や学校生活での様子、課外活動・部活動の様子などを基にした内申点は、内申書(調査書)として大学側に必ず提出されます。入試形態によっては、内申書はかなりの影響を持つ場合があります。

【推薦(AO)入試における内申書】
志願理由書や小論文、面接などもあるため、内申書がどの程度影響するかは分かりませんし、各大学が独自の基準で審査しています。ただし、書類審査が中心なのは確かでしょう。推薦入試では志望校への必要書類の提出や面接の前に、推薦してもらえるかどうかの校内審査が課される場合もあります。

【一般入試における内申書】
センター試験や個別試験が審査対象の中心といわれているものの、審査基準は各大学がそれぞれ独自で定めているため、内申書も無視できません。
内申書は普段の積み重ねが最も大きく反映する部分だといえるでしょう。逆に、一早く取り組める受験対策だともいえます。学習だけではなく充実した学校生活を送ることで、内申書の内容を充実させることができるでしょう。

模試や定期テスト

■模試を活用する
塾や大手予備校が実施する模擬試験は積極的に利用してください。普段の定期テストとは違い、様々な学校の生徒が参加する模試は、実力判定と自分のレベルを知る絶好の機会といえます。特に、志望校の名が冠された模試があれば必ず受けておきましょう。個別試験を詳細に分析・想定した模擬試験なので、より実戦的な実力試しになります。
また、模試は時間制限があるため、受験のシミュレーションとして利用できます。内容は実際の入試問題を参考にすることも多く、難易度別の模試もあるため直接的な受験対策には最適かもしれません。

■模試・定期テストは復習が大事
模試や定期テストに向けた事前対策も大事ですが、採点して返却された答案を見直すことはもっと大事です。
点数の高低や順位に一喜一憂するのではなく、間違った問題・解けなかった問題を分析し復習に活かしてみてください。

入試を意識した勉強法

■過去問の活用
志望校の過去問を解くと、学力向上だけでなく傾向を知ることができます。具体的には、問題の出題傾向、配点率、難易度などを実感するのではないでしょうか。過去の傾向と自分の学力を比較し、重点的に勉強する部分を探ることは、計画的な学習につながります。
センター試験に関してもできるだけ過去問を解き、解答方式(選択制マークシート方式)に慣れておくことをおすすめします。

■タイマーの活用
タイマーの使用により、勉強の効率を簡単にあげることができます。
だらだらと勉強をするのではなく、メリハリをつけた勉強時間は集中力アップが見込めますし、息抜きのタイミングもつかみやすくなるでしょう。また、入試には時間制限があります。特に、センター試験や一部私立大学の個別試験は選択問題が中心の試験。正答率に加えて解答スピードが重要です。制限時間があるという状況に慣れておくことは、入試当日をうまく乗り切るためにも有効でしょう。時には「設定した課題をクリアするまでは続ける」といった方法が大きな力になることもありますが、その際はタイマーで終わるまでの時間を計れば、現在の実力を知るひとつの目安にもなります。

■長期休暇は苦手克服のチャンス
夏休みや冬休みといった長期休暇は学力向上の大きなチャンスです。普段は宿題や予習があるため、授業内容の復習になかなか時間が取れないかもしれません。しかし、長期休暇中であれば苦手分野や覚え切れなかった内容にもじっくり取り組めるのではないでしょうか。大学入試では高校3年間すべての内容が試験範囲です。新しい内容を次々覚えていくよりも、着実な復習も大切です。