教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第26回 勉強は本来楽しいもの

小学校入学前のお子さんたちが、学校ごっこをしている姿を目にしました。いかにも“テスト”という雰囲気のある紙に、ひらがなや漢字(らしきもの)、アルファベットなどが書いてあり、花丸がついていて100点と書かれていました。先生役の子が何か指示をして、楽しそうに後をついていく生徒役の子。幼稚園の子どもたちがもつ学校のイメージなのでしょう。学校への憧れ、勉強への意欲を感じさせる一コマでした。

小さなお子さんたちは、本当に「勉強」が好きです。「1+1は?」など問題を出そうものなら「知ってる、知ってる」と答えてきます。好奇心が旺盛で「なんで、なんで?」の連発。そんな子どもたちを見ていると、本当に人間は学ぶことが好きなんだなあとも感じます。知らないこと、初めて目にすることが多い小さな子どもたちにとって、「知る」ことは喜びなのでしょうし、「すごいねえ。よく知っているね。」と褒められることも「もっと知りたい」につながっていくのかもしれません。知らないでいて当然であるというスタンスで接しられるために「なんで、これがわからないの?」と評価されることもないので、やる気がそがれるということもないのでしょう。

それなのに、いつしか「学校の授業がつまらない」「勉強が嫌い」になってしまうのはなぜなのでしょう。ふと、原点に返り子どもたちのやる気を失わせているのは、私たち大人なのかもしれないと反省させられました。

「リビング仙台」コラム目次へ戻る