教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第6回 恋のためならば

教師たちといろんな話をします。受け持っている生徒さんのこと、指導方法のこと…。先日小耳に挟んだ話を皆さんにもお話ししましょう。
彼女は中学に入学して、特にがんばるという感じではなかったのですが勉強や部活に取り組み、3年生になりました。仲の良い友達もいて普通に恋もし、彼もできました。
一緒に学校から帰っている時に彼が聞きました。
「高校ドコ行く?」
そんな話が出てくる時期でした。「近くの公立…。名取北とかかなぁ。」
と彼女は答えると彼が言いました。
「俺は一高行くから。お前も一高に近い高校に行けよ」
「!」
一高に近い学校で公立となると二女高となります。
(結構点数良い人だとは思っていたけど、一高に行くんだー)
のんびりやの彼女はそのことに改めて気付き、ピンチ!
テストで点数が取れなくても、わからない問題があっても別に平気な今まででしたが、彼が行く高校に近い高校に行かなければ、自分の恋が終わってしまうかもしれないという不安は彼女を一変させました。
猛勉強が始まりましたが、やり方がわからず進みません。覚えたはずなのに忘れていたり、前にひっかかった問題にまたひっかかったり。でも強い動機は彼女を支え、自分の勉強のやり方を見つけ、見事に二女高合格を果たしました。「やり方って大事なんだ」
彼女は発見した気分でした。
この「彼女」は今、当社の教師です。 目標と手段、具体的な取り組み。これらを日々生徒さんに伝えています。

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