教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第9回 受験模様いろいろ

年度が替わったこの時期は、静かに多くのことを思い出します。特に受験に取り組む中で見られた、いろいろな姿が目に浮かびます。
受験が近づく中で生徒さんが誰にも会おうとしなくなり、部屋の外で話しかけ続けた教師。勉強しないと心配で眠ることさえしないで、体調を崩した生徒さん。親子間の会話が無く、受験という状況に押しつぶされそうになったお母さん。志望校に合格できないとあきらめかけたが「これまでの努力を振り返れ」と教師に言われ、そのまま受験して合格した生徒さん。私立高に合格し気持ちが緩んだ生徒さんに困った教師。あせって「勉強しろ」ばかり言い、実は生徒はがんばっていて「オヤジ心配すんな」と言われたお父さん。中学で良い教師に恵まれず高校進学の意志を無くしたが、家庭教師と相性が合い、「高校でもいい先生に会えるかも」と進学を決めた生徒さん。受験の一週間、毎日「カツ」を食べたご家庭。社会人になって就職後、再度「背水の陣」で大学受験を試み、見事合格した生徒さん。ずっと目指してきた高校に受験直前にお父さんの転勤が決まり、泣く泣く他県を受験した生徒さん。もっともっといろんな姿がありました。
次回にその中の1つ、「叱られているうちが花」というエピソードをお話ししたいと思います。

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