教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第15回 アセるのは親ばかり?

今回の高校入試を終えたあるお母さんから次のような便りが届きました。 「高校合格いたしました。夏期・冬期講習にも参加させていただき緊張感のある中で集中し勉強に取り組むことができたと子供が話しておりました。本人の志望校がなかなか決まらず、アップルへも何度かお電話して相談することもありました。二十四日の予備登校も終わり、少しずつ高校生になるんだと自覚と希望が出てきたようです。中学校時代にはかなり学校へ迷惑かけた子でもあるので、私は高校三年間無事送れるかどうか不安と心配でいっぱいなのですが…。(略)」 受験時の親心の苦しさを少しでも楽にしたいと思いながら、毎年受験への取り組みをしています。「受験なのにアセっているのは親ばかりで、うちの子はのんびりしているんですよ!」という声も聞きます。でも意外と子供たちも、心の中にこれまでとは違う波を立たせているんですよ。この手紙の生徒さんは当社の駅前教室での講習にも来ていたので、彼の受験に向けての真剣さを社員たちが話していたのを聞いたことがあります。中学校でやんちゃをしたこともあったのでしょうが、そういうお子さんは気骨があり、がんばる時にはすごいパワーで踏ん張りを見せます。他の生徒さんで、中学生の頃には勉強にまったく興味のなかったのですが、人とのめぐり合いや自分の大事な人たちを守りたいという気持ちから「医者」になりたいと思い、いま医学部受験に向けて取り組んでいる高校生もいます。難関中の難関であり、毎日何時間勉強しても目標はまだまだ遠くにあるのですが、担当教師は言っていました。
「姿を見ていると泣けてくる」心から彼の合格を私たちは望んでいます。  受験を乗り越えていく子供たちに、これまで何度感動をもらったでしょうか。人生の大きな分岐点を迎え、そこで戦う子供たちに、私は敬意を表します。

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