教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第19回 お金のことってどう教えますか?

仙台市内の学校でもキャリア教育の一つとして起業教育を行うケースが出てきました。また、今年の5月から会社法が改正され、ますます起業しやすくもなりました。
起業教育にとって欠かせないものは「お金」の話です。日本人は、あまり人前でお金の話はしないものです。ましてや子どもが、「どうやったらお金が儲かるか?」などということを話していたら、「子どもはそんなことを考えるものじゃない。」と思うのが一般的ではないでしょうか? 一方子どもは、お金はまるで沸いて出てくるかのように親にせがんだり、通話料など一切気にせず携帯電話を使ったり、あげくには、親の給与額にまで文句を言う始末・・・。そんなお子さんは少なくないようです。
起業教育の中の「どうやったらお金を生み出せるか」という視点は金銭教育としてもとても意味のあるものだと思います。「人から感謝される仕事をしてそのお礼にお金をいただく」「人に喜ばれるサービスを提供してお金をいただく」などを考えることは、決して「悪いこと」ではないはずです。親が一緒になって「そんなサービスでは誰もお金を払ってくれないと思うよ。」などと意見を出し合えば「お金を稼ぐことの大変さ」も分かるかもしれません。また、「物を作って売るためには、材料費はいくらかかるか?」などという話もコスト意識を持つための教育になります。
お金のことに興味を持てば、「世界の情勢や、ちょっとした事件が株価を変動させるのはなぜか?」などといった社会の動きにも興味を持つことでしょう。「株ってなに?」という事が食卓の話題にのぼるかもしれません。また、お金は「一人では生み出せないもの」という事が分かればお子さんはお金を大切にするはずです。買い物をした時でも、外食をした時でも「ありがとうの気持ちをお金という形にして払うんだよ。」などと、もっとお子さんと一緒にお金のことを話してみませんか?

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