教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第20回 自分の良さを理解する

当社では、4月から10回にわたり、「CSC(チャイルドサポートコーディネーター)養成講座」を行いました。従来の特殊教育とは異なり、LD(学習障害)ADHD(注意欠陥多動障害)等軽度発達障害を理解し個別の支援のあり方や生徒さん達を取り巻く周囲の環境を整えコーディネートする役割を担う人を養成するものです。今現在、そのような生徒さん達は通常の学級の中で6.3%在籍すると考えられており、その対応は通常クラス担任の力量に任されているのが現状です。障害の有無に関わらず、どの生徒さん達も「その子の特性を理解しその子にあわせた支援」がなされるべきだと思います。そういう意味でも、この講座はとても有意義なものでした。
この講座で一貫して言われ続けたことそれは「自分の良さを正しく理解すること」です。そういわれてみれば、自分の良さも理解できないのに、生徒さん達の良さも理解できないし、生徒さん達の良さが理解できずに、生徒さん達のやる気をあげることは出来ないというのは当たり前のような気がします。日本人の特性でしょうか、自己紹介をするとき「これは長所でもあり、短所でもあるのですが・・」などということは多いですよね。ましてや、自分の短所を棚にあげ「これでいいんだ」なんて居直るようでは自己の成長もありません。自分の特性をきちんと理解するということなのでしょう。
先日、「場の雰囲気を読むがゆえになかなか自分の意見がだせない」という相談がありました。場の雰囲気が読める、分をわきまえるということはとても良い個性です。それを理解した上で自分の意見を出すということ、それは決して「頑張って手を上げなさい」という励ましで出来るものではないですよね。 そういう私はきちんと自分の良さを理解しているかどうか・・・。反省させられます。

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