教育コラム

「仙台経済界」掲載コラム

第21回 やはり教師は授業で勝負

先日、富山大学の西村優紀美先生をお迎えして、当社の教師の研修会を行いました。スクールカウンセラーや特別支援教育士としてご活躍の西村先生から、カウンセリングの方法のみならず実際の教育現場の様子などもお話いただきました。
小中学校などで時々学級崩壊という言葉を耳にします。また、集団にはなじめない生徒さんの中には軽度発達障害といって学習やコミュニケーションに困難をかかえる方もいます。しかし、一見授業についていけないそのような生徒さん達が学校に求めているもの、それが「わかる授業」だったりするのです。みんな「わかりたい」というやる気は持っているんですね。授業中廊下で遊んでいる中学生達が、「この授業面白いかもしれない」と思うと教室に入ってくるそうです。
では、面白い授業というのは何なのでしょう。それは、単に先生が冗談を言うなどというものではありません。生徒さんが「分かりやすい」「面白い」と感じるポイントは一様ではありません。ある生徒さんは、絵カードや写真など視覚的なものがいいかもしれません。ある生徒さんは、順番に文字できちんと書かれているとわかりやすいかもしれません。また、ある生徒さんは、先生の楽しいお話やCDの音など耳で聴いたことを良く覚えているかもしれません。
西村先生は、「授業はエンターテインメントであれ」とおっしゃっていました。生徒さんの「面白い」に迫る授業はまさにエンターテインメントだと思います。

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