教育コラム

「リビング仙台」掲載コラム

読解力を身につけるには立体的な思考をしながら、集中して読み取る

最近の入試は、単純な暗記力よりも、「問題を読み取る力」「考える力」を重視する傾向ににあります。でも「読み取る力」は、一朝一夕には身に付きません。プロの家庭教師を派遣する「家庭教師のアップル」では、どのような方法で生徒に読解力をつけさせているのでしょうか。教務部の畠山明さんに伺いました。

■基本は「読みこなす」力

中学では成績優秀だったのに、高校に入ってレベルの高さにショックを受けたI君。苦手な歴史は、教科書に書いてあることすら読み取れず、授業についていけなくなってしまいました。派遣された家庭教師は「本を読むときは字面だけを追ってはダメ。読んだことを消化するためには、読み方そのものを買えていかなければならない」とアドバイスしました。
具体的には、事実の羅列になりがちな歴史の教科書をひとつひとつかみ砕き、隠されたエピソードなどを交えながら、I君のレベルに合った解説をしていったのです。時には脱線もしながら、楽しく解説を続けるうち、「教科書はただ読まない。自分の知識(中学までに習ったこと、教師からきいたエピソードなど)と結びつけ、考えながら読み進む」という方法がつかめてきました。
このように立体的に思考する姿勢ができたことは、他の教科にも好影響を与え、国語や数学の問題を解く際にも大いに役立ちました。「読解力とは、自分なりにかみ砕いて読む力。そのためには、自分の知識や経験を総動員し、この文章が何を言わんとしているのか、集中して考えることです。すべての教科に共通して必要なことですので、早い時期から身につけたいものです」。

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