教育コラム

「リビング仙台」掲載コラム

勉強の習慣が身につかない手始めは「解いてみたい」とその気にさせて

宿題のない春休み。だらだらとした生活を送るわが子に「さっさと勉強しなさい!」と、毎日声を荒げていませんか?親がうるさく言って聴くのは低学年のうち。本人からやる気になって、勉強することが理想です。その辺りのコツを、プロ家庭教師を派遣する「家庭教師のアップル」教務部の畠山明さんに伺いました。

■「オリジナル問題」で楽しく学習

中1のG君。教育熱心な母は、毎日「勉強、勉強」と口癖のように言いますが成績は5科目で180点、平均 36点と振るいません。塾にも通わせましたが、点数は上がるどころか下がる一方。本人も「自分ではもう、どうしていいかわからない」と悩み、家庭教師を頼むこととなった。
担当になった家庭教師は「学校や塾の宿題レベルがG君には難しすぎる」と判断。小学校で習う「割合」を理解していなかった彼に、「中学校の数学問題を勉強しなさい」と言っても無理があったのです。
G 君がサッカー部で活躍していることを知った教師は、Jリーグの勝敗表を作り、勝率の計算方法を教えました。彼にとって、毎回ひいきのチームの勝率が変動するのをドキドキしながら計算することは実に楽しい作業。自ら学習することなどなかったのに、このオリジナル課題には言われなくとも取り組むように。
これが「ツボ」にはまった彼は、最初は1日10分だった勉強時間を徐々に伸ばしていき、今では2時間の自宅学習を習慣化。「その子どもにピッタリの宿題を課すことで、自分で学習する喜びを発見させる。それが自学自習を継続するエネルギーになるのです」。

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