教育コラム

「リビング仙台」掲載コラム

大きくつまずいてしまったら思い切って学年をさかのぼって復習

しっかり理解しないまま、授業がどんどん進んでいくことがあります。基本が定着していなければ、次のステップには進めません。子どもの理解度には個人差が。その子に合った学習法をプロの家庭教師が個別に指導する「家庭教師のアップル」教務部の畠山明さんに聞くシリーズ。4回目は「学習につまずいた時の対処法」です。

■みるみる落ちていく数学の点数

中2のC子さん、小学生時代、算数は常に80点以上でした。しかし、中1の夏ごろに60点、文章題の増えた秋ごろには、40点台まで下落。割合(百分率)はまったく理解できず、すっかり数学嫌いになってしまいました。「このまま学力が落ちて、高校に入れなくなるのでは」と、心配した母親からのSOSで派遣された家庭教師は、思い切って小学生の復習から始めました。例えば「4分の3とはどういうことか」といった基礎概念から固めていったのです。「中2だから中1の数学を復習、と決めつけるのはあまり意味がありませんし、そこでまた理解できなければ、プライドを傷つけることににも。思い切ってさかのぼることが、逆に近道。ただ、どこまでさかのぼるかの見極めには、教師の指導が必要です」。

■基本の定着と精神面のフォロー

一つ一つの基本を固めることで、C子さんも「やればできるんだ」と自信を持って学習。点数が伸び出したのは 10ヶ月後のことでした。「積み木と同じで、欠けた部分を補強していけば崩れない、しっかりとしたものとして落ち着きます。メンタル面にも配慮しながら、あせらず、時間をかけて指導していくことです」。

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