教育コラム

「リビング仙台」掲載コラム

誰にでもある苦手分野つまづきの原因を理解し、学習のヒントと自信を与えて

苦手分野の勉強は、誰にとってもおっくうなもの。「苦手→勉強したくない→ますます苦手」の悪循環を断ち切るには、どうすれば?プロの家庭教師を派遣する「家庭教師のアップル」代表・畠山明さんに伺いました。

■図形と長文解説の勉強法

中2のB子さんは小学校までは成績優秀でしたが数学の「図形」分野で大きくつまずいてしまいました。なかでも「空間図形」は大の苦手。頭の中で形を想像できず、混乱するばかり。
そこで担当の家庭教師は、設問に沿って図形を書く練習から開始。空間図形については、作図だけではイメージがつかめないので、紙で立体模型を作成してあげました。感覚がつかめたら、問題集で実践。知識が定着するまでは、数字を変え何度も反復。パターンを覚えたB子さん、次第に図形への拒絶反応が消え、「隠れている部分が見えてきた」と、喜んで話すように。もう一つ、B子さんを悩ませていたのは英語の「長文読解」。単語の記憶力は抜群なのに、長文読解テストで点数を落として自信喪失、やる気も失せてしまいました。
教師が目をつけたのは、英語そのものより、日本語の読解力不足。「Butなどの接続詞に○をつけ、その前後で文章の流れをつかむように」とアドバイス。この方法で繰り返し訓練し、だんだんと文全体の概略がつかめるように。本好きになって、図書館で詩集を借りてくるようになったのもうれしい変化でした。「大切なのはつまずきの原因を理解し、学習法のヒントを教えること。決して困難な課題ではないという自信を持たせ、学習への意欲を継続することです。

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